毎月第二日曜日の9時から10時は愛知県の大野海水浴場にて、ビーチクリーン活動の日です。元々活動をされていた【ONE drop】様にご一緒させて頂き、ミセス日本東海支部のメンバーも活動しています。
マイクロプラスチック問題をご存知でしょうか。ポイ捨てされたプラスチックごみが雨や風によって川に入り、海に流れ込んで小さな破片へと散らばり、直径5mm以下のマイクロプラスチックとなります。マイクロプラスチックはPCB、ダイオキシン、DDTなどの残留性有機汚染物質(POPs)と呼ばれる海中の有害化学物質を取り込みやすいことが分かっているそうです。マイクロプラスチックは海洋を広い範囲で移動するので、有機化学物質の運び屋となって海に汚染が広がってしまいます。また、その汚染されたマイクロプラスチックを餌と間違えて食べてしまう海洋生物達に深刻な影響を与えています。研究ではマイクロプラスチックを食べてしまうと、炎症反応、摂食障害などにつながる場合があるとわかっているそうです。マイクロプラスチックを食べて有機化学物質を摂取・蓄積したプランクトンを小魚が食べ、その小魚を中型の魚が食べ、さらに大型の魚が食べ、結局は人間に戻ってきますね。人間が魚介類を通してマイクロプラスチックを食べてしまってもプラスチック自体は排出されます。しかし有機化学物質は体内に蓄積され、ガンの発生や免疫力の低下、生殖能力の低下などの作用を及ぼす可能性が指摘されています。その影響も受ける人間というのはきっと私たちの子供たち、またその子供たちでしょう。
過去は変える事は出来ません。しかし省みて、今からの行動を変えていく事は出来ます。それはきっと未来の子供たち、海の生き物たちへの償いとなります。ポイ捨てしたたった1つのごみが、数千数万ものマイクロプラスチックとなり、地球を、私たちの未来を脅かします。この投稿が1人でも多くの方の行動を変えていくきっかけとなって下さいましたら幸いです。筆者も常に自分を見つめなおし、反省して、アップデートしていく事をここに誓います!
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